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【2020年版】テレビの選び方ガイド。4K・HDR・録画機能などの用語を詳しく解説!

はじめに

最近は、インターネットやスマートフォンなどでいろいろなエンターテインメントコンテンツが充実したため、テレビを見る時間は少なくなってきたという人も多いようです。とはいえ、テレビはいまだ多くの家庭でリビングの中心にある重要な家電製品であることは間違いありません。さらに、テレビは家電製品の中でも高額な部類に入りますから、買うときに後悔したくはありませんよね。

一方で、いざテレビを買うとなると、4K対応、HDR、音声リモコン、動画配信サービス対応、録画機能など、多くの機能も搭載されているため、内容を把握するだけでも大変な時間がかかってしまいます。

この記事では、テレビ選びのお悩みを解消するために、基本的なテレビの選び方、今のテレビに搭載されている主な機能の解説、メーカーごとの特徴の紹介などを掲載しています。あなたにあった最適なテレビを見つける手助けになるはずです。

テレビの画面サイズは、テレビを置く部屋の大きさで決める

テレビを購入する際に、最初に決めたいポイントといえばテレビの画面サイズです。画面サイズは価格に大きく関係ある要素の一つですので、最初に決めることで予算も組みやすくなります。

画面サイズを決める際に考えて欲しいのは「テレビを設置する部屋の大きさ」です。広い部屋にテレビを設置すると、テレビを見る位置が遠くなることが多いため、小さいテレビでは文字がよく見えないなどの不便があります。一方で、狭い部屋に大きすぎるテレビを設置すると、画面との距離が近すぎて目が疲れてしまいますし、大きいテレビが部屋に圧迫感を与えてしまいます。

つまり、適切な視聴距離で適切な大きさのテレビを置くことが重要ということです。では、テレビを視聴するときの最適な距離はどのくらいなのでしょうか?

パナソニックのサイトによると

・4Kの場合 画面の高さ×約1.5倍
・フルハイビジョンの場合 画面の高さ×約3倍
出典: panasonic.jp

が視聴に最適な距離とのことです。

この情報を元に一般的な大きさのテレビの最適な距離を調べて表にまとめました。なお、以下の表はおおよその値を示しており、画面の高さはテレビによって多少前後しますが、大体の参考値としては十分かと思います。

画面サイズ 画面の高さ(cm) 4Kでの視聴距離
(画面の高さ×1.5)
フルハイビジョンでの視聴距離
(画面の高さ×3)
適した部屋の大きさ
32V 40cm前後 60cm前後 120cm前後 ワンルーム
子供部屋
寝室
40V 50cm前後 75cm前後 150cm前後 6畳~12畳
50V 62cm前後 85cm前後 190cm前後 12畳前後
55V 68cm前後 100cm前後 205cm前後 12畳以上
60V 75cm前後 115cm前後 225cm前後 12畳以上

表の通り、大きい画面のテレビを買うと、テレビの前に必要なスペースを広く取る必要があります。表の一番右に適した部屋の大きさを併記しました。テレビを置きたい部屋の大きさと、この表の部屋の大きさを照らし合わせて、適したサイズのテレビを買うようにしましょう。

フルハイビジョンとか、4Kってなに?解像度について知る。

テレビの宣伝文句としてフルハイビジョンとか、4Kという用語をよく耳にするかと思います。これらの用語をちゃんと理解していますか?これらの用語を理解するには、まずテレビの解像度を理解する必要があるので、テレビの解像度について解説します。

テレビの画面は細かい点(画素)の集まり。解像度とは画素の数を表したもの

テレビの画面は細かい点の集まりになっています。それぞれの点がテレビの映像に合わせて様々な色を映し、画面全体として一つの映像になります。そのテレビの一つ一つの点を画素(がそ)と言います。

その画素の数を横の画素数×縦の画素数という形で表したものが解像度です。例えば1280×1024のような形で書きます。解像度が高い=映像が細かく表現されて美しいということになります。そして、フルハイビジョンや4Kはその解像度を表す用語です。

フルハイビジョン、4Kなどはそれぞれどのような解像度なのかを以下の表にまとめました。

名称 解像度
ハイビジョン 1280×720
フルハイビジョン 1920×1080
4K 3840×2160
8K 7680×4320

フルハイビジョンのテレビよりも4Kテレビのほうが縦横それぞれ2倍の画素数があるため、合計では4倍の画素数になります。表現としては適切ではありませんが、数値だけ見れば4Kのほうがフルハイビジョンより4倍綺麗!ということです。

4Kは綺麗!ただし、良いことばかりじゃない。

4Kの解像度の高さはわかっていただけたと思いますが、4Kにも解像度が高い反面、デメリットもあります。

まず4Kテレビは同じサイズのフルハイビジョンテレビに比べて価格が1.5倍以上高くなります。機能の違いもあるので単純には比較できませんが、解像度が上がるため価格も高くなってしまうようです。

さらに、4Kテレビは電気代高くなってしまいます。4Kテレビは同じサイズのフルハイビジョンテレビに比べて年間電気代が2倍程度高くなります。電気代は毎月かかる費用ですので、小さな違いもトータルで見たら大きな違いになる可能性があります。買う際には年間電気代の表示も気にしてみて下さい。4Kテレビの意外な電気代の高さに驚くと思います。

最後に、元も子もない話なのですがそもそも4Kに対応したコンテンツが現時点では少ないという点もあります。映画の一部はブルーレイディスクで4K映像対応のUltra HD Blu-rayというものがあったり、YoutubeやNetflixなどのネット映像配信サービスでも一部4K対応のものがあったり、ゲームでも4K対応のPlayStation4 Proが発売され、4K対応のゲームも増えてきましたが、まだまだごく一部です。一般のテレビ放映では今の所4K配信の予定はなく、2018年時点で4K映像はまだマイナーなコンテンツという状況です。

以上がデメリットですが、4K対応はテレビのスタンダードになりつつあります。最近発売しているテレビの中で50インチ以上のテレビのほとんどは4K対応になっています。なので、30インチから40インチ前半のテレビを買う際は、自分のテレビの利用方法を考えつつ、本当に4Kが必要なのかどうかを考えて選ぶことをおすすめします。

4Kについてまとめ

解像度や4Kについての解説は以上になります。簡単にまとめると

  • 解像度は映像の細かさを表す。4Kは解像度が高い=映像が綺麗!
  • 4Kは綺麗だが価格も高い。現状コンテンツ数は少ない。
  • ネット配信サービスやゲームでは4Kコンテンツは増えつつあるので今後に期待。
  • 50インチ以上のテレビはほとんど4K対応。
  • 30インチから40インチ前半のテレビを買うときは4Kが必要かどうかよく考えて選ぶ。

ということになります。4Kを搭載したテレビを買うかどうかを決める際には、これらを参考に検討して下さい。

HDRについて知る

最近のテレビでは、4Kと同じくらい宣伝文句に使われる機能としてHDR対応があります。

HDR対応って何?

HDRとはHigh Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略です。・・・と、いわれてもまだよくわかりませんよね?

更に言葉を深掘りすると、ダイナミックレンジとは写真の分野で、暗い部分から明るい部分までどれだけなだらかに表現できるか、を表す言葉です。つまり、HDR(ハイダイナミックレンジ)対応とは、暗い部分から明るい部分まで綺麗に表現できる機能に対応しているということになります。

わかりやすく言えば、今までのテレビは明るさ、暗さを表現するときに、明るすぎる部分は真っ白になってしまう(白飛び)現象が起こったり、暗すぎる部分は真っ黒になってしまう(黒つぶれ)現象が起こったりしていましたが、HDRに対応していると、白飛びや黒つぶれが起きにくくなり、肉眼に近い形でよく見えるようになる、ということです。

HDR対応の注意点

綺麗な色が体感できるHDRですが、先述した4Kコンテンツと同様で、再生するコンテンツ自体が対応していないと、その機能は発揮されません。

HDR映像が入ったUltra HD Blu-ray、YoutubeやNetflixなどのネット映像配信サービスのHDR動画、HDR対応のゲームを体感するには「テレビ」「再生機器(ゲーム機器)」がHDR対応である必要があります。

録画機能

テレビの録画機能と言えば、ひと昔前では専用のレコーダーをテレビに接続して録画するものでしたが、最近ではテレビ自体に録画機能を搭載しているのが一般的になってきました。

テレビに録画機能を内蔵、といっても多くのテレビは録画したデータを記録するためのHDD(ハードディスク)は内蔵しておらず、別途外付けのHDDを購入し、USB端子を経由して接続し、そこに録画データを貯める方法となります。

録画機能を重視する方がテレビを選ぶ際に気をつけてほしいのは内蔵のチューナー数です。チューナーの数で同時に視聴・録画できる番組数が決まります。テレビを視聴するには1チューナー必要です。また、テレビを録画するにも1チュナー必要です。

例えば、1チューナーしか搭載していないテレビの場合、テレビを視聴しながら裏で別番組を録画、ということができません。3チューナー搭載している場合は、テレビを視聴していても、もう2チューナー余ることになるので、裏で別番組を2番組同時録画できるわけです。チューナー数から1を引いた数がテレビを視聴しながら裏で同時録画出来る番組数、ということになります。

また、一部のテレビでは、テレビをネットに繋げば録画した番組を外出先でスマートフォン経由でみる機能を搭載しているものもあります。通学や通勤時間に電車の中で見れなかったテレビ番組を見ることができる非常に便利な機能ですので、そのような使い方をしたい方はテレビ選びの際にチェックしてみて下さい。

動画配信サービスの視聴機能

テレビをみるよりもYoutubeを見る時間のほうが長い、という方もいるのではないでしょうか?Youtube、Netflix、Hulu、Amazonビデオ、dTV、U-NEXTなど、様々な動画配信サービスがあります。子どものいる家庭では、キッズ向けコンテンツなどが充実しているため重宝している方も多いと思います。

最近のテレビは、これら動画配信サービスに対応しています。テレビに家庭内のWi-Fiや有線ケーブルを通してネットに接続することで、リモコンから簡単に動画配信サービスを見ることができます。パソコンよりも大きなテレビ画面で、ボタンひとつで楽しむ事ができるのがメリットです。さらに、テレビが4Kに対応していれば、動画配信サービスの4K映像を楽しむことができます。

なお、対応サイトはメーカーや機種によってバラバラですので、自分がよく見るサービスに買おうとしているテレビが対応しているか、必ずチェックするようにしましょう。

テレビが動画配信サービスに対応していなくても見る方法

テレビ自体が希望のサイトに対応していなくても、諦める必要はありません。Amazonが販売しているAmazon Fire TVや、Googleが販売しているChromecastなどを別途購入し、テレビのUSB端子に差し込めば、ほとんどの動画配信サービスを視聴することができます。

Chromecastや、AmazonFireTVは簡単に言えば、テレビに繋ぐことで、テレビで様々なアプリが使えるようになる機械です。様々なアプリの中に、動画配信サービスのアプリだけでなく、写真や音楽やゲームなどが楽しめるアプリもありますので、チェックしてみてはいかがでしょうか?

メーカーの特徴を知る

さきほど挙げた機能とは別に、メーカーごとにも特徴があります。

基本的にはどのメーカーともに最低限の機能は足並みを揃えているため、大きな違いはあまり無いのですが、それぞれのメーカーには得意分野があり、その点で他社との差別化を図っています。

東芝のREGZA(レグザ)は圧倒的な録画機能が特徴!

東芝の強みは圧倒的に快適な録画機能「タイムシフトマシン」です。

タイムシフトマシンは簡単に言えば全テレビチャンネルを24時間すべて録画しておける機能です。これが実現できるのは、タイムシフトマシン搭載のREGZA(レグザ)は、地上デジタルチューナーをなんと9つも搭載しているからです。他のメーカーは多くても3チューナーですから、タイムシフトマシンは圧倒的な録画性能といえます。

タイムシフトマシンは使い勝手も非常に評判です。例えばちょっと目を話している間に大事なシーンを見逃してしまった、なんていう経験はあるかと思います。そんな時、タイムシフトマシンで全チャンネル録画していれば、リモコンの巻き戻しボタンを押すだけで、すぐに録画映像に切り替わって見逃してしまった大事なシーンに巻き戻すことができます。

また、録画の設定も細かくすることが出来ます。例えばお昼のワイドショーは別に録画しなくていいという場合は、設定で12時から17時までは録画しない、などの細かな設定も可能です。

東芝以外の会社は「画質」や「音質」など、人によって感じ方が違うため、良さが伝わりにくいポイントで差を図ろうとしていますが、東芝は全番組録画という非常にわかりやすい特徴を持っているので、録画機能を重視したい方は迷わずタイムシフトマシン対応のREGZA(レグザ)を買うことをおすすめします。

掲載している記事の内容は、各メーカーのプレスリリースや各商品の公式ホームページ等に掲載されている情報を元に掲載させていただいております。正しい情報を掲載することに努めてはおりますが、掲載している記事の内容及びリンク先から生じた被害の責任は負いかねますので予めご了承下さい。掲載内容に事実と異なる表記があった場合は、お手数ですが問い合わせフォームよりご連絡ください。

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