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【2020年版】電子レンジの選び方ガイド。機能の違いや、ヒーターの種類など詳しく解説!

はじめに

電子レンジと一口で言っても、様々なメーカーから様々なタイプが売られています。毎日、使うものだからこそ、妥協はしたくない、けれど一体、どれが良いのか分からない、という気持ちを抱いている人が多いのではないのでしょうか?

使い方に合わせた選び方をしないと、思ったような調理ができない可能性があります。例えば、高いお金を払って高性能な調理機能が付いた電子レンジを買ったのに、いざ勝った後は調理機能は数回試したところで満足してしまって、結局は温め機能しか使わなくなってしまった、とか、色んな料理にトライしようとしたのに、機能が中途半端で満足行く電子レンジではなかったなど、失敗してしまうことも少なくないようです。

ここでは、あなたに合った電子レンジを選択できるよう、電子レンジの基本的な選び方から、こだわりの最新機能まで、様々な情報を紹介します。

電子レンジの庫内容量の選び方

電子レンジを選ぶときの一つの大きな目安として庫内容量があります。庫内容量は、電子レンジの中の大きさのことで、大きい庫内容量のものほど、たくさんの食材を一度に温めることが出来ます。

ただし、大きい庫内容量のものほど、本体のサイズも必然的に大きくなるため、どこに置く予定なのかも考慮した上で選ぶ必要があります。

家族構成別のおすすめ庫内容量

家族構成に応じて適切な庫内容量を選択することで、普段使用している食器や調理する量に対して、無駄なく、効率的に食品をあたためることができます。

家族構成に合わせた目安は以下のとおりです。

家族構成 おすすめの電子レンジの庫内容量
一人暮らし 20L前後
夫婦など2人家族 20L台前半
3~4人家族 20L台後半
それ以上の人数 30L以上

上記の庫内容量は一つの目安です。

例えば、少ない人数のご家庭の方でも、パンやお菓子などのオーブン機能を使った本格的な料理を作りたいと思っているのなら、25L以上の大きなタイプを購入しないと、作ることできないことがあるかもしれません。

反面、5人以上のご家族でも、オーブン機能や複雑な機能は使わないので、温められればよいというのであれば、20L前後の電子レンジでも十分かもしれません。

そのようなポイントを抑えつつ、次に説明する電子レンジの機能についても検討しながら、あなたの生活スタイルに見合ったサイズを選んでください。

電子レンジの温め機能のタイプを知る

電子レンジにはシンプルなものから様々な機能がついたのものまで色々なタイプがあります。タイプは大きく分けて3つに分けることができます。

温めのみの「単機能電子レンジ」、オーブン機能を備えた「オーブンレンジ」、オーブン機能に加えて水蒸気で調理することができる「スチームオーブン」です。

ここでは、それぞれを詳しく説明していきます。

単機能電子レンジ

単機能電子レンジは温めだけに特化しており、それ以外の機能は搭載していません。機能がシンプルなので、使い勝手もよく、価格も安いのもメリットです。買ってきたお弁当や惣菜、冷凍食品、作り置きのおかずなど、電子レンジは温めることだけが出来ればよいという方に適しています。

オーブンレンジ

オーブンレンジは、通常のマイクロ波による食品の温め機能に加えて、オーブン機能がついた電子レンジです。

オーブン機能がついているので「焼く」と「煮る」という調理ができるようになります。グラタンやピザなどの料理はもちろん、パンや焼き菓子、ケーキなどを焼き上げることができます。温める機能だけの単機能電子レンジでは難しい、電子レンジでの調理をしたい方に適しています。

スチームオーブンレンジ

スチームオーブンレンジは、名前の通りスチーム(水蒸気)で食品を加熱する機能がついたレンジです。

オーブンに鉄板を入れ、そこに水を張って加熱する「角皿スチーム」と、専用のタンクが着いていて、そこに水をいれて加熱する「タンク式スチーム」の2種類あります。

オーブン機能の「焼く」と「煮る」に加えて、「蒸す」や「揚げる(食材が既に揚げてあるもの)」の調理が可能になります。スチームでの加熱なので余計な油を使わずに調理でき、さらに食材自体の余分な油も流すことが出来るので、ヘルシーに調理することができます。食材自体に含まれる水分も逃さずに調理できるので、ぱさつくことがなく、ふっくらとした仕上がりになります。

オーブンレンジでチェックするべきことを知る

先程述べたレンジの3種類から、オーブン機能の付いた電子レンジを買う予定の方も多いかと思います。ここでは、オーブン機能の付いた電子レンジを買うときにチェックすべきポイントをご紹介します。

まず最初にヒーターの種類について説明します。オーブンレンジは電子レンジに、いわゆるパンを焼くときに使うオーブントースターを合体したような形です。オーブントースターには温めるときに真っ赤に光るヒーターが付いているかと思います。オーブンレンジにも、それらと同じヒーターが付いています。そのヒーターにも2種類のタイプがあります。「管ヒーター」と「フラットヒーター」です。それぞれのヒーターにメリット・デメリットがあるため詳しく説明します。

管ヒーターのオーブンレンジの特徴

菅ヒーターを搭載した電子レンジは、一般的に庫内の天井に管が複数個設置してあり、オーブン機能での温めを開始すると、天井の管が真っ赤に加熱されその熱によって食品が温まります。

作りが簡易的なため比較的リーズナブルな製品が多く、またヒーターが露出している為、加熱が早いというメリットがあります。

一方、ヒーターが露出しているということは、食品から跳ねた汚れなどがこびりつくこともあり、お手入れがしにくいというデメリットがあります。また、ヒーターの位置が固定されているため、食品の置いた位置によって焼きムラができやすいというデメリットもあります。

フラットヒーターのオーブンレンジの特徴

フラットヒーターを搭載した電子レンジは、一般的に庫内の天井にヒーターが埋め込まれています。一見するとヒーターが搭載されているようには見えないため、見た目にもおしゃれです。

フラットヒーターは管ヒーターとは対象的に、天井に凹凸が無いためお手入れが簡単です。また、天井全体がヒーターになっているため、均一に食品を温めることができ、焼きムラが少ないというメリットがあります。

一方、ヒーターが露出している菅ヒーターと比べて、フラットヒーターはヒーターが天井に埋め込まれているため、温度が上がるのに時間がかかるというデメリットがあります。また、構造が菅ヒーターより複雑なため、比較的価商品が高い製品にしか搭載されていません。

一度にたくさんオーブン調理したい人は、段数をチェック

オーブン機能付きの電子レンジで、ヒーターの種類の他にチェックするべき点として、レンジの段数があります。

当然ですが、調理できる量は庫内容量に比例するので、より多くのものを調理したいという場合には、庫内容量の大きい電子レンジを買うことになります。一方で、販売されているオーブンレンジの容量は大きくても35L程度です。これよりも大きなものはビルトインタイプ(キッチンなどに直接埋め込まれているタイプ)になるでしょう。

そこで、一度に多くの調理をしたい方におすすめなのが「2段オーブンレンジ」です。2段オーブンレンジは、庫内でオーブンを利用するときに、上下の2段をいっぺんに利用することができる電子レンジです。

同じ庫内容量でも、食材を置けるスペースが倍になっているので、より多くの食材を調理できます。更に2段オーブンレンジは全体の熱にムラが出来ないように、熱風を循環させる機能が搭載されています。その分、値段が多少高めになってしまいますが、オーブン機能をたくさん使いたいという方は2段オーブンレンジがおすすめです。

実は大事な機能!電子レンジに搭載されているセンサーを知る

センサーが付いていることにより、食材の状態などを自動で認識して、その時、その時の最適な調理を行います。赤外線/重量/温度/湿度等のセンサーがあります。
当然ながら、センサーが付いている機種であるほど、価格は高くなる傾向にありますが、その分、自動調理の精度も上がるため、シンプルな操作で美味しく調理できるようになります。

それぞれのセンサーの特徴は以下の通りです。

  • 赤外線=非常に高性能なセンサーで、食材の表面温度を測定しながら、加熱時間のコントロールを行います。
  • 重量=食材の重量を加熱前後でそくていし、加熱のコントロールを行います。
  • 温度=庫内の温度を測定し、加熱のコントロールを行います。
  • 湿度=食材の加熱時に出る水蒸気量や変化を感知し、加熱のコントロールを行います。

庫内の中身も注目!ターンテーブルとフラットテーブルの違い

電子レンジの庫内の形状にも注目するべきポイントがあります。

電子レンジの庫内は「ターンテーブル式」と「フラットテーブル式」の2種類があります。基本的には小さめの電子レンジはターンテーブル式で、大きめの電子レンジはフラットテーブル式のものが多いです。

それぞれにメリット・デメリットがありますので、詳しく解説します。

ターンテーブル式の電子レンジ

ターンテーブル式は、レンジの中に丸い皿状のテーブルが設置してあるタイプです。丸皿が回転することで、その上に乗せた食品全体をムラなく加熱することができます。

ターンテーブル式の電子レンジは小さいサイズのものが多いです。そのため、大きいものを温めようとすると、丸皿がきちんと回転しない場合があります。コンビニのお弁当などでも大きいサイズのものは入らなかったり、回らなかったりすることがあるので要注意です。また、お手入れの際にはテーブルを外して、お掃除をしなければいけないというデメリットもあります。

フラットテーブル式の電子レンジ

フラットテーブル式は、レンジの中に皿や凹凸が全く無く、平らな形状になっているタイプです。凹凸が無いため、食品からこぼれたり、飛び跳ねたりして付いた汚れも簡単に拭き取ることができるお手入れのしやすさがメリットです。

皿で回転させてムラ無く温めるターンテーブル式とは異なり、中に入れた食材をセンサーで認識することで、加熱を行います。しかし、搭載されているセンサーによっては、加熱ムラができやすく、温めの途中で向きを変える必要があるなど、手間がかかることもあるのがデメリットです。

電子レンジの扉の開き方は、置く場所によっては要注意!

電子レンジ選びの際に見落としがちな点として、扉の開き方があります。電子レンジの扉には、縦開きと横開きの2種類があり、置き場所を考慮して選ぶ必要があります。

縦開きは、扉を開けた時にその扉を台代わりにすることができ、スペースの効率的な利用ができます。しかし、高い場所に設置すると、その扉が物の出し入れをする際に邪魔になりかねません。

横開きの場合は、置き場所の高さを考慮することなく、置くことができます。しかし、電子レンジの横方向に何かが置いてあると、扉を全開にできなかったり、扉の破損等に繋がる危険性もあります。

レンジを置く場所を決めている方は、上記のポイントを抑えた上で、扉の開き方にも注意してください。

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